Harry Bertoia(ハリー・ベルトイア)
1915年生まれ。アーティスト、彫刻家としての顔も併せ持ち、チャールズ&レイ・イームズとも関わりが深い、ミッドセンチュリーを語る上で欠かせない人物です。独創的な作風で知られ、彫刻を学んで培った技術を家具にも反映させ、後に名作と呼ばれる椅子を次々に製作しました。Knoll(ノール)のハンス・ノールとの出会いが転機となり、ハリー・ベルトイアは「ダイヤモンドチェア」、「ベルトイア・サイドチェア」や「バードチェア」を発表しました。「ワイヤーチェア」など当時では考え付かないような加工を施し、彫刻のようなモダンなデザインで同社を代表する椅子に挙げられます。アーティスティックな彼の作品は時代を超え、モダンデザインの象徴とされています。現在でも製造が続けられていますが、ヴィンテージも豊富に残っているのでファンが多く、オブジェのようなアート的要素の高い椅子の数々は、デザイナーズ家具の分野でも認知度共に絶大な人気を誇ります。
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